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オタに挑戦
管理は飢えていた。
朝から何も食べていない状況が容赦なく襲い掛かってきていたのだ。
とゆーのも腹減ってたんだけど金もない、家まで帰る片道二時間も我慢できない、
普段は
「アンパンマンの脇役は根性がない。甘ったれてやがる。
森とかで
『お腹が空いて動けないよ』
とか言えば顔をわけて貰えるとか思ってやがる。
動けないほどお腹が減ったヤツはそんなに大声で泣く余裕はない。
我慢できない今時の若者だ。
そもそもタダで分けてもらえると思ってるあたりに教育ができてない家庭だと伺え(以下略)」
とか、いくら主人公の頭がハゲあがってることでストレス社会を象徴している番組とはいえ、
子供向けのアニメに本気で根性のなんたるかを語るような管理ですが、
今回ばかりは本気で腹減り金なし。
まぁ正確には500円くらいはあるけどそれで数日分のお昼ご飯を賄わないといけない状況だったわけです。
だからここで使うわけにはいかない。
となるとどこか友達の家あたりでご飯をご馳走になるしかない。
とかアンパンマンの脇役的根性の発想で飯を食わせてくれそうな友達をピックアップしてたのですよ。
で、携帯の電話帳見ながら
「こいつの家は食べ物が不衛生そうだ」
とか
「この家じゃむしろ作らされてしまうから待ち時間に死んでしまう」
とか考えてた時、前の日の晩に後輩に
「カレー沢山作ったんで食べにきてください」
みたいに誘われていたのを思い出したんですよね。
この後輩、たびたびカレー祭とか開催してましてですね、たまに誘われるんですよ。
んで、
「ひょっとしたら昨夜の残りがあるかもしれない!」
「ヤツのカレーはなかなか旨いんだぜ!」
とか思って連絡したら狙ったようにカレー祭は今の時間に延期されているらしいじゃないか。
これ幸いと颯爽と向かったらまだ誰も来ていないご様子。
まぁ腹減って死にそうですからね、他人なんて関係なしに即座に食わせてもらいましたよ。
祭なんて関係ない、とにかく食わせろ的な流れで食わせてもらって大満足。
食後のゆっくりタイムを満喫していたら、他の人達がきたんですよ。
管理はてっきり、知り合いだけしかこないものだと思ってたんですが、
知ってる子がなんか知らない人を二人くらい連れてきたんですよね。
その連れてきた二人ってのがまた、凄く典型的なオタMAXなんですよね。
こう、管理ってオタじゃないですか。
けどそんな管理のオタレベルなんて軽く超越したオタ、いわゆる太めでシャツ入れてる
リュック背負った眼鏡さんなんですよ。
肌が黒いのと白いオタがいて、
「お前らは1Pカラーと2Pカラーか」
とか、そんな用語が出るあたり、むしろ管理もオタなんじゃないの?
って感じのことを考えてたのですが、
どうやら同じ学校の後輩らしいく、
さすがオタの巣窟だぜ、
と母校のオタ収集率に感心しつつ軽く挨拶を交わしたりしてました。
だけどなんか、初対面オタの二人が管理に対する態度が微妙なのですよ。
特に一方の黒肌オタが感じ悪い。
なんか、完全に管理が話し掛けてもシカトみたいな、会話が成り立たないのですよ。
んで、しばらくしたらエロゲの話とか始めましてですね、
なんか管理以外のみんなには共通の話題みたいですが管理には全然分からない。
なんか居づらくなった管理はベッドの上でごろごろしながら
携帯のアプリでぷよぷよとか、ジャンルの違うオタっぷりを披露してたんですが、
やはりジャンルが違ったら全然食いつかない。
『ばよえ〜ん、ばよえ〜ん、ばよえ〜ん…』が5 6回鳴り響いた後に
「ヒくわ〜」
みたいなこと言われ
「エロゲ会話よりはマシだよ」
と内心毒づきつつも数の分が悪いので我慢我慢。
なんか結局、話にも入れないしぷよぷよも飽きてきたとかで、
ちょっとベッドでうたた寝してたんですよ。お腹いっぱいだったしね。
で、二時間ほど眠った頃でしょうか。まだ眠い頭に声が入ってくるんですよ。
「…ぱい。…ください。」
詩織まだ眠いぉ…あと5分…
とかそんな感覚でうつらうつらしてたのですが
「先輩、起きてください」
がはっきり聞こえてきたので
「あ、後輩の家だった…」
とかぼんやり考えながら起き上がったのですよ。
そしたら後輩が
「先輩、行きますよ」
とか言うのですよね。
寝起きねっとり頭では理解しきれず
「ほぇ?え?え?」
とか言ってる間に連れていかれたのはなんとカラオケ。
あたしゃ数日を生き延びるための500円しかないのよ、
だからご飯恵んでもらいに行ったんだよ、カラオケに裂くお金なんかないのよ。
そも、このメンバーでカラオケ…?
嫌な予感がしました。
だって管理、黒肌オタに嫌われてるもん、
アニソンとかあまり知らないからきっと一緒に乗れないもん。
なんか趣向が合わないカラオケって結構苦痛じゃないですか?
そんなのイヤすぎる。
管理は帰りたくて仕方ないんだけどさっきまで寝ていた手前、
「時間がない」系の理由で逃げるのも微妙。
さっきぷよぷよしてたせいで携帯の電池も切れてて、
必殺「友達が困って助けを呼んでる」
を演じて帰るのも不可能。
もはやこの苦痛の二時間と戦うしかない状態なんですよ。
腹を括っていざ戦場へ。
事件は会議室で起こってるんじゃない、カラオケで起きているんだ。
まぁアニソンくらいきっと耐えられるさ、自分はいつも通り歌えばいいんだ。
そう自分に言い聞かせ、いつもの曲を入れたりしたのですが、
なんかエロゲオタ共の選曲が、アニソンにしても知らなすぎるのですよ。
予想では、ガンダムとかエヴァとかそーいった系で、
なんとなく聞いたことはある、って感覚で攻めてくるかと思っていたのだけど違う。
思わずオタ二人を引き連れてきた知り合いの子に
「ねぇ、これ何の曲?」
って聞いたら
「エロゲですよ(苦笑)」
とか言うんですよ。
いやいやいやいや、アニソンならいざしらず、エロゲの曲ってカラオケで歌うものなの?
ってか入ってるものなの?
誤解のないように言っておきますが、管理はエロゲ自体を否定しているわけじゃないです。
別に管理はエロゲはしないですが、エロゲをするのが悪いとは言わないし、やるなとも言わない。
だけど、世間一般から見て、あまりイメージ良いものじゃないじゃないですか。
堂々と話したりするにはどうなの?って感じじゃないですか。
これはヤバイ、世間に同類だと思われる、とオタながらに危機を覚えつつ、
普通な曲(だと管理は思う)を入れるんですが
オタ達は乗らないどころかシカトしてエロゲの会話再開。
あのね、管理は思うんだけど、人が歌ってる最中に無視して世間話って結構失礼だと思うの。
オタとか関係なしに失礼だと思うの。
経験ある人も少なくはないと思うのですが、盛り上がらないカラオケの典型的パターンじゃないですか。
やっぱ、適当にでも相槌くらいは打つべきだと思うんですよ。
唯一、知り合いの子だけは管理に気を使って合わせてくれたり
「あ、その曲結構好きですよ」
とか言って管理に気遣ってくれて。
「この子は良い子だ、オタに紛れた天使だ」
とか思っていたらなんか不穏な文字が画面に浮かんでるのを見てしまったのですよ…
ねこみみモード
って。
今こそ、この名言を使わせて貰おう。
それなんてエロゲ?
しかもその曲、聞いた感じだと挿入歌か何かっぽいのですが、
歌詞のほとんどが
『ねこみみもーど』
としか言ってないとゆー展開。
いや、正確には脳が拒否っていたのでそこしか残ってないだけかもしれないけど。
しかも黒肌オタが微妙に高い裏声使って歌うんだわこれが。
もうね、これは完全に悪夢ですよ。
微妙に壁が薄くて世間には丸聞こえ、エロゲの曲ってだけでも辛いのに、
歌ってるのはすんごいオタクのお兄さん。
いや、まぁオタクのお兄さんじゃなきゃ歌わないと思うが。
そして黒肌オタの裏声で鳴り響く
「ねこみみもーど♪」
もうね、耐えられない。
何この軍事兵器。
ただひたすらこの悪夢が終わるのを待っていたのですが、
待ちに待ってやっと二時間経ちました。
ついに解放の時がきたぁぁぁぁぁぁぁ!
黒肌オタ「延長する?」
お前口開くな
ホントにね、お前の口からは人を苦しめる音声しか発生しないのかと。
会話ができない代わりに不幸の言葉しかこない。
もうね、こればかりは絶対にさせまいと思い
「ちょっとそろそろ金もないし帰らないと…」
とか言ってなんとか、おひらきにまで持ち込んだのです。
さて、その後は清算なのですが、まぁ、なんとゆーか…
500円全部使いきってしまいましてですね…
もう、なんてゆーか、昼飯代自体は浮いたけど
結局、手持ちはすっからかんになるわ、気まずい気分にわなるわ、ねこみみもーどだわで
タダよりなんとかな物はないとはよく言いますが、まさにそれを経験してしまったのでした。
さて、ここまで書いて、この日記は過去最長のものとなってしまってました。
不満をぶちまけると長くなってしまうわ…
とか言いつつ、先日、家庭教師のバイトの授業中にうっかり
「にゃ?」
とか言っちゃった管理もある意味ネコミミモードなのでした。キモいな自分・・・
おまけ
なんか、検索したら歌詞あった。挿入歌じゃなくてOPだったみたい。
ネコミミ!
ネコミミモード ネコミミモードでーす ネコミミモード ネコミミモード
ネコミミモード ネコミミモードでーす ネコミミモード(フニャーン♪ フニャニャン?)
フルフルフルムーン(キスキス…) おにいさま(キスキス…)
や・く・そ・く・よ(キスキス…) 私のしもべー(キスキス…)
ネコミミモード ネコミミモード ネコミミモード ネコミミモードでーす
ネコミミモード ネコミミモード ネコミミモード ネコミミモードでーす
キス…したくなっちゃった…
って黒肌でメガネの太めのお兄さん(シャツはぴっちりズボンに入れてる)が
裏声で歌ってるのを想像していただければ幸いです。
管理がホンキで怒る理由(ワケ)
今晩の、管理の家のご飯はトンカツとカレーとゆーカツカレーにしろと言わんばかりのコラボレーションなのですよ。
なので、せっかくだからカツカレーにしてやろうと思ってたんです。
んで、トンカツから先に揚がっててテーブルの上に置いてたんですよ。
朝からロクに何も食べてませんでしたからね、トンカツから先に食べてでもお腹を満たしたい、
しかしカレーができてないのに先に食べるわけにはいかない。
全てはカツカレーのために我慢我慢。トンカツうまそうだけど我慢我慢。
珍しくテレビをつけてサザエさんを見て待ってたら、姪(1歳4ヶ月)が何かキツネ色の物体を手に持ってて
「おいしっ!」
とか言ってるんですよ。
あらあら、この子はおじさんに似て可愛いわねぇ、とか思いながら良く見たら、
なんか、パン粉をカラッと揚げたような物体を持ってるんですよ。
そしてテーブルの横には
無残にもころもが一部剥がれ床に落ちたトンカツの変わり果てた姿が…
ま、まさかヤツが手に持ってるキツネ色の物体は、ころもってやつじゃ…
そして満足そうな姪の笑顔。
あぁ、なるほど
おぢさんのトンカツを殺したのはお前かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ふふっ…
ふふふっ…
食い物の恨みの恐ろしさを教えてあげなきゃいけないですなぁ…
なぁに、躾ですよ、し・つ・け…
別に自分のトンカツがなくなったことに対する怒りじゃなくて
食べ物のありがたみをわからせるためのしつけですよ、ホントだよ。嘘じゃないよ。
管理「あれぇ…?おじさんのトンカツがこんなところに落ちてるぞぉ…?」
姪「おいしっ!」
管理「おじさん楽しみにしてたのになぁ…全然怒ってないけどね…ほんとだよぉ…」
姪「おいしっ!」
管理「あれぇ、このカレー、お肉がないぞぉ…あ、そっかぁ…別にお肉があったもんねぇ…」
姪「おいしっ!」
…このうんこ姪、めいっぱい怖い顔して怖い声で言ったのに全然怖がってねぇ…
「おいしっ!」じゃねーよ。クソ。
仕方なく食卓について、野菜だけカレーと、床に落ちたからころもを全部剥がした元トンカツ、
むしろ豚肉を食すことにしたんですよ。
いやね、ころもがないだけで凄く味気ないものになるんですよね。
姉「カツカレーじゃなくてトンカレーになったね」
姉「あ、ポークカレーか」
黙れこのうんこ姉め。
そうか、トンカツのころもを奪い、何の罪もないトンカツを殺したのはお前の教育方針か。
姪にこの前「うんこじじぃ!」って言われたのもお前の教育の結果なんだな。
思えばこの姉には今まで何度も泣かされてきたものだ。
アイロンで足を焼かれた幼少時代…
バットで頭を殴られたあの日…
そういえば息ができなくなるまで殴られたこともあったなぁ…
きっとそうして管理の顔が悪くなっていったんだな。
と、管理がモテない理由までこのうんこ姉にあったわけですよ。
けどね、逆らえないのよね。
染み付いた習性でヤツが恐くて仕方ない。
かつて握力が90近くあった暴力親父と勇猛果敢に殴り合いの喧嘩をしていた女とゆーだけのことはある。
姪を叱るのも姉が恐いので手だしできないので、
年の差20もあるのに姪に負けた管理は、某所で某氏に習った
「メイのバカッ!!」
とゆーセリフをトトロのさつきちゃん風に言って部屋に帰るしかなかったとゆー。
もう絵本読んであげないんだからねっ!
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