エゴノミー
8月も下旬を迎え、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
管理はといいますとふつうに仕事ですが、お盆休みはしっかりいただきました。
で、せっかくのお盆休みですのでキャンプに行くことになったのですよ。
メンバーは、たけし君、たってん、先生といった割とシオリン常連登場人物でいざゆかん指宿エコキャンプ。
発案者はたってんで、聞く話によるとそのキャンプ場はとても安価で泊まれるらしく
海もあり、プールも備え付けているとゆー素晴らしいところらしい。
貧乏3人+セレブ先生でいくにはもってこいだったのですよ。一人セレブがいるけど。
で、金の管理は下手な管理,ビートじゃないよニートたけし,財政の潤う見通しが立てんたってんの貧乏組も今回ばかりはおおはしゃぎですよ。
勢い余って泊まる一日前から出発してネカフェ泊まったくらい。うん,無駄な出費。
で,4000円しかもってきてないたってんはさっそくピンチになるのだけど,気にせず指宿へ。
ちなみに指宿って鹿児島のどっかその辺。砂蒸し温泉などが有名。
あと,池田湖がある。イッシーがいる。
イッシーの正体はここでは伏せましょう。
さて,そんなこんなで道中,流しそうめんを食べたり,いかがわしいキャンディを買ったり,イッシー見たりかなりエンジョイしてました。
キャンプ場着く前に」すでにテンションMAX!
先生とたけし君は海でビール飲む準備も万端です。
夏の太陽光線が眩しくて,絶好の海日和。
もう最高!
車の中で浮き輪とか膨らませたりしてもうアホみたいに騒いでました。
そうしてついたキャンプ場。
受付を済ませ、指定したエリアに行ってみると…
何もない…
うん、ただの芝生。詳しい話を何ひとつ聞いてなかった管理はバンガローかと思い込んでいたけど、
どうやらここはテントを建てる場所らしい。
そいや受付のところにテントとやらが置いてあったな。
と、海に行きたくて死にそうだけどなんとか抑えて、先生が受付の辺りから持ってきたテントを組み立てようとしたら、同伴されていたマニュアルとそのテントが別物なのね。
いやいや、これは困った。たけし君の実家にあるものとも別のタイプらしく、なかなかうまくいかない。
先生が「ちょっと助け呼んできていい?」って言ってその辺でキャンプしてる人のテントに行ったのだけど、
しばらくしてやってきたのは上半身裸のおっちゃんでした。そしておっちゃんの第一声
なんだお前らオラ!テントわかんないのかオラ!
ひぃぃ、明らかに生理的に受け付けないタイプ、なんで毎回語尾に「オラ」がついてるんだ、JOJOか!
と、おっちゃんしょっぱなからめさくさ怖い。さながらヤク○さんのようだ。
あわわわわ、と思いつつも「あ、すみません」と謝ったりなんかしてなんか手伝って貰うことに。
しかし、あまりにもマニュアルと違いすぎて、おっちゃんも大苦戦。
なんかめっさドスの効いた声で色々指示をしてきて、それに従う愉快な仲間たち。
と、作業をしているおっちゃんの露出した背中がふと目に入ったのですが、
あら、立派な浮世絵
ってホンマもんのヤ○ザさんじゃないですか。ひぃぃ、なんつーとこに助けを求めたんだ。むしろ今の状況を助けれ
んでまぁ、そりゃもう、ご機嫌を損ねないように持ち上げて持ち上げて…
すげー緊張した空気が場に流れます。
職業を聞かれた時に、たってんが「学生です」って答えて、たってん以外は学生じゃないんだけどみんな学生扱いになっちゃった。
で、おっちゃんの指示により働くうちら。管理の与えられた作業が終わったので、みんなの方を手伝いにいくと
どうやら管理がいない間に何か方法を伝授されていた様子。
そんなことをつゆしらず、やり方がわからず手間取っていたらおっちゃんご立腹になって
君なにやってんの!?君勉強もできないでしょ!?
と怒られました。
いやいや、あたい塾講師ですがな、勉強を教える仕事ですがな、と反論したいけどしたらエンコつめられそうなのでやめときました。
そうこうするうちに、やっとテントが出来上がり、おっちゃんの「まぁ、キャンプを楽しみなさい」みたいな最後の台詞を聞きつつ、口は悪いけど中身は世話焼きな一面がある人なんだな、と思いました。
しかし怖かった。寿命と水鉄砲が縮んだわ。
しかも途中、キャンプ場を管理してるおっさんがきて「テント2000円だよ」とか言ってきました。
おいおい、最初に受付で払ったお金(5500円)は管理の自宅の部屋よりも狭い芝生の料金だけなのかい?
合わせて7500円、いや、とても4人寝れる大きさじゃないから2つ借りて9500円か、とんだぼったくりだぜ。
全然財布に優しくないじゃないか、9500円あったらいいラブホでも釣りがくるわい。
と、エコとゆーよりエゴを感じさせられました。マジぼったくり。
地元のキャンプ場、バンガロー付きで5000円だぜ。
その他キャンプ用品も全部有料、くる前に100均で買ったものの数々が数倍の値段でした。
そうしてすっかり気分が萎え、ビールもぬるくなり、みんなぐったりなっていましたが、
たけし君と「ま、まぁ楽しまないと損だよね」「うん、楽しもうか…」
と、励まし合い、海に向かいました。
ちょっと遠い距離を歩いてやっとついた海
砂浜ないやん…
岩場でゴツゴツ、海の中にも岩がいっぱい。
しょっちゅう足をぶつける一行。
しかし、奥のほうに砂浜らしきものが!
そっちのほう行ってみようぜ!ってフナ虫がうじゃうじゃで気持ち悪い岩場を抜けると、
海の砂と言うよりは砂場の砂のが近そうな砂浜が。
にしても、この砂浜、異常に暑い。
これは後日談なのだけど、足の裏が次の日もずっと赤くてじんじんしてたくらい暑かった。
で、なんか人がいるところまで行くとなんとそこには
遊泳禁止の文字が
いやいや、このキャンプ、海がメインなんですけど。
このエリアだと、最初に入っちゃった岩場地帯も当然遊泳禁止だよな…
浮き輪とか持ってなんだか先生(イケメン)もちょっとアレな人みたいにアウェイな感じがでてるし…
仕方なくトボトボとテントに戻る一行。
あんなに晴れていた空もどんより曇ってきました。
しかもなまじ5分くらい遊泳禁止の海ではしゃいでしまったため、海水と砂でよごれまくり。
シャワー浴びようと思ってシャワー室行くとここにも有料の文字が…
おいおい、どんだけがめついんだよ。てゆーか海は遊泳禁止なのになんでシャワー室つけてみたんだよ。
そりゃね、ほんの100円200円くらい余裕で払えますよ。
だけど、このがめついエゴキャンプ場にこれ以上ビタ一文渡したくなかった。
だからシャワーは浴びずにそのままテントに戻ったのだけど、この時点でたってんと管理は完璧に萎えてまして、
普段こーゆーこと言ったら空気読まないヤツなんだけど、「もう、帰らない?」とか言っちゃいました。
先生とたけし君は「せっかく来たんだしお金も払ったし…」って言ってたので、話は進まず一時硬直…
っと、もう明らかに楽しめる雰囲気じゃなかったのだけど、そういえばここのキャンプ場ってプールがあるって言ってたっけ。
どうせプール有料とか帽子有料なんだろ、とか思っていたけど、タダで入れるならそこで遊べばいっか、と思い
プールに行くことに。
ただ、イマイチ地理が把握しづらく、プールの場所がわからないので先生がキャンプ場に電話してプールの場所を聞くことに。
と、電話してて先生が「あ、そうですか、わかりました」と、なんだか不穏でない声で会話してるのが耳に入りつつ
あぁ、さてはどうせプールもダメなんだな、って思った。そしたら
うん、やっぱりダメだった。改行とかして意外な展開を思わせたけど全然そんなことなかった。
現在は営業してませんだって。やる気ねーだろこのぼったくりキャンプ場。
さすがにこうなると先生とたけし君も帰る組に仲間入り。
テントたたんで受付において何も言わずに帰りました。
とりあえずこのベトベトの体をなんとかせねば、と温泉に行くことに。
ここの温泉はよかった。途中で買った名産品の石鹸もすげーツルツルになる素晴らしいものだし、
短小を見られないよう必死で隠しながらもご機嫌回復には十分だった。
あ、短小って小さいから隠さなくても見えなくね?
と、そんなこんなで温泉から上がってしばらくすると先生の携帯に電話が。
キャンプ場からでした。
うん、なんか「用事があって帰った」って言ったらお金を返すので取りに来て欲しいとのこと。
あぁ、まぁさすがに完全に評判にかかわるもんな。
もう手遅れだけどね、シオリンに書いちゃったもん。
とりあえずお金も返ってきたことだし、特にどこにも泊まりもせず地元に帰りました。
それにしてもこのキャンプ、キャンプ場以外は楽しかったな…
てゆーかキャンプしてないし…
観光地扱いして、やむをえない状況を作れば金を落としてくれると思ってるなんてそれこそエゴなんだよ…
と、みなさんもエコキャンプ場には注意しましょうって話でした。
あ、引越ししたから更新頻度落ちるやも。ごめん