ムックのライブいってきた その2〜ライブが始まるまで〜




※前回までのあらすじ。


尻が燃えるように熱くなるデスソースを誕生日にくれるような彼女ができた。


その彼女やたけし君,千代田君の4人でムックのライブにいくことに!


体調不良でしかもライブが苦手な管理さん,果たしてどうなるのか!



ってなわけでクラクラしながらもライブ会場に向かう管理さんと彼女。


たけし君と千代田君は現地集合ってなかんじなのです。


ライブ会場の場所はだいたい知っているはずなんだけど,いかんせん方向音痴とかそーゆー都合で迷子にならずにいける自信がない管理。


タクシーに乗っていくことにしました。


そしたらタクシーの運ちゃん,珍しい女性ドライバーなのですが,運転中に携帯でテレビみてんのね。


で,管さんのニュースについて熱く語ってくるわけよ。


で,なんか微妙な相づちなんか打ったりして聞いてたのだけど,管理は他に気になることがあったのです。


いや,運転が仕事の人が運転中に携帯でテレビ見るなよ,とか思ったわけじゃなくて。


このおばちゃん運転手に聞きたいことがあるのです。


気になる・・・


気になるけど・・・


なんかニュースについて熱く語ってるから話に割り込んで聞くとかできない・・・





そうこうしているうちにタクシーが会場に到着してしまったので,お金払って降りる前に思い切って聞いてみました。








「あ,あの,つかぬことを伺いますが・・・





100万円くらいするお皿を割ったことありますか?




運ちゃん「あるよ」




いやね,ここまでの流れだといきなりこんな質問する管理さんってキチガイ?もしくはエスパー?ひょっとしてエスパーダ?





とか思うかもしれませんが違うんです。虚閃とか打ちません。


実はですね,このタクシー,どうやら2回目みたいなんですよね。


昔,このタクシーに乗ったとき,この運転手さんから


昔は東京の宿屋に嫁入りしたのだけど姑さんに酷い扱いを受ける毎日で


結局離婚して鹿児島でタクシーの運転手をし,女手ひとつで娘を育ててきた話を聞いたのです。


で,なんでお皿を割ったかどうか聞いたのかというと,その宿屋にはですね,100万円くらいするお皿があって,


姑さんがすごくすごく大事にしていたらしいのです。


そんなある日,大きな地震が起きたらしいのです。


宿にいなかった姑さんから,宿に電話がかかってきました。


その電話の第一声が





お皿は無事か!?





だったらしい。


人の心配はせず,皿の心配をする,そんな姑さんの態度に怒りを覚えた運ちゃんは,


そのお皿を地震のせいにして割ったそうです。


もう3年くらい前の話なのですが,車内にお花を飾っている個性的なところとか,


気の強そうなしゃべり口調,そして携帯大好きっぷりの印象が強かったんでしょうね。


珍しい縁もあるものです。


そんなこんなで,最後に高い皿割ったのを再び得意げに聞かされながら,名残惜しくもタクシーを降り


ついに会場につきました。


以前,aikoのライブに行ったときのことをイケメンX氏は


「女性下着売り場にいるような気分だった」


と話していました。


ほとんどが女性で,なんか落ち着かない気分だったわけですね。


そして今回も女性がたくさん。


しかし,今回管理が感じたのは女性下着売り場ではありませんでした。





ここは・・・魔界か・・・?





当たり前といえば当たり前なのですが,なんか全体的に黒い!


まさにヴィジュアルな感じがするのですが,なんか近寄りがたい空気を醸し出しているのですよ。


ガクガク・・・バンギャ怖いバンギャ怖い・・・


あ,そいやこの前読者からのメールで「私バンギャですけど怖くないですよ」みたいなのきてた。


うん,これはただの未知に対する恐怖だから嫌いなわけではないよ,一応補足。


それにしてもちょっと早くついたから,まだたけし君や千代田君はきていないようだ。


ってなわけで時間つぶしに近くのゲーセンにいくことに。


体調悪くてフラフラしながらもゲーセンに入っていくと,中はかなりガランとしていました。


あらあら不景気かしら,と思っていたら,制服きた高校生くらいの子どもたちがいるではないですか。


丸いソファー?柱に対してぐるりと丸いイスに座っている子,そしてそれを取り囲む





先生らしき人たち・・・





おおかた,学校帰りに遊んでいたところを怒られているのでしょう。


普通に営業妨害なレベルで空気悪い。


そりゃ客も来ないわ。店もいい迷惑,と思ったけど,なんかその後店員が状況説明とかしてたから,呼んだのは店員のほうか?


どっちにしても,会場は魔界,ゲーセンは空気悪い,どこにいけばいいんだ。


なんか説教していた先生がめっちゃこっち睨んでるのね。なんぞ,やんのかぞ。ぞ。


まぁさ,よくないことだけど学生のころとかはそーやって遊びたいものなのよねぇ。


だから怒るなってわけじゃないんだけどさ。ルールはルールだからね。


それにしてもその先生のかんじの悪いこと悪いこと。


あたい,あんたの生徒じゃないんだけど何じっとみてんだよ。やんのかぞ(2回目)


と,胸くそ悪い思いして,精神的にも肉体的にも(体調不良で)気分が悪くなりながら,たけし君たちがついたとのことなので近くの公園に集合。


久々に会った千代田君はすげー髪の毛とひげが伸びてた。


たけし君は,まぁ,前の週もその前の週も会ってるから別に変わってなかった。


そうしていざ魔界に足を踏み入れた4人。


中に入るとなんかすげー行列できてた。


そこそこ前の方だったのだけど階段に並ぶことになるとは・・・


しかも,人種を見ると,管理さんはなんだかアウェーな感じが・・・


あたい,場違いじゃね?


とか思いつつも並んでいたら今度は携帯が震えだした・・・


なんぞ!?と思ったらmy携帯とは別の職場用携帯。


この状況で職場から電話ですよ。


なんてこったい。しかも長々と説教をくらったでござるの巻。


もともと低かったテンションがすげー下がってきた。


正直帰りたい。


電話のために列から離れていたら一気に列が進み出して置いてけぼり食らうし。


魔界に1人ぼっちですよ,説教長いし。


長い列の横を突っ切って仲間たちを追いかけるのは目立ってなんだかイヤだったけど,なんとか追いついて荷物預けて中にはいりました。


待ち時間は1時間。その間,4人でいろいろ語っていたのだけど風邪で気分悪すぎる。


どっちかとゆーと体調で立ってられずに座り込んだのだけど,どうやら皆の衆はこの空気が怖くて座り込んだのだと思ってるっぽいし。。。


違うよ,本当はお風呂はいるのもつらいくらいマジで体調悪いんだよ・・・


と,説明する元気もなく,まぁ実際会場の空気にもやられつつ,体調も悪くって感じではあったからいいやと思いつつ,1時間は過ぎました。


いよいよもみくちゃになると噂のライブが始まるのです・・・


続く。


ムックのライブいってきた その1




先日ですね,マガでもちらっと書いたのですけど,ヴィジュアル系バンド「ムック」のライブにいってきたのですよ。


さて,ここで「あれ?管理ってaikoとか好きじゃなかった?タイプ違うくない?」と思った人はなかなかのシオラー。


そうです,別にこれといってすげーファンってわけでもないんだけど,


彼女さんがこーゆーの大好きで,


それでいてたけし君や千代田君も大好き,まわりの仲良しは大好き,な状態でして,


彼女さんがチケットとれたら要るかどうか聞いたらたけし君たちも2つ返事でいるとのこと。


そうして案の定,4枚のチケットが取れ,管理,彼女,たけし,千代田の4人でライブ参戦することになったのです。


しかし管理さん,嫌いではないけど別にムックファンではない。


しかも,前回のaikoの時にライブの恐ろしさ(主にaikoにスルーされたこと)を身をもって体験している。


正直,怖い・・・


どうもこう,ライブのあの空気が苦手なんだと,ふと認識しました。うん,今これ書いてて思った。


これは例え,aikoや椎名林檎でもそう。


行き慣れてないからノウハウが分からないのもあるんだけど,


大勢の他人の前ではっちゃけるってのが苦手なんだ,あたい。


こうして文章でははっちゃけるのにね,とんだ弁慶だぜまったく。


と,そんな気分でさらに追い打ちをかけてきたのが体調ですよ。


ライブの2,3日前から妙に体調が悪い。


具体的に言うと,今ちょうど長編マガでやってる暗黒の月曜日くらいから風邪っぽい。この日は木曜日。


このコンディションで果たして大丈夫なのか!?


短いけど、とりあえず次回につづきます。