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祈祷師がうちにやってきた




※前回までのあらすじ


お風呂入ってたら浴槽が出血してたよ。



ってなことがあって,アパートの管理人のおっちゃん(親の友達)に親がそのことを伝えたらしいのです。


んで,ある日おっちゃんから電話がきて


「ごめんね〜,来週には祈祷師の人がくるからね」


とのこと。あ,引っ越そうかと悩んでいたのにこりゃ言いづらい展開だな,とか思っていたのだけど,


祈祷師に会えるだなんてなかなかこんな機会ないです。


まぁ,この現代社会で形式だけの祈祷になっている可能性もありますが,これはチャンス,と思っていました。


で,あまりのうれしさに


「今度,祈祷師がくるんだ!」


と,さながら妹ができた少年が「ぼく,お兄ちゃんになるんだ!」と触れ回るかのごとくみんなに言ったら,たけし 君が見たいと言い出しました。


ほら,たけし君って一時期うちに住んでいたじゃないですか。


だから,「なんか憑いてるかもしれないし一応見てもらう」とゆー建前で連れて行くことにしたのですよ。


ホントはただみたいだけだよ。


で,祈祷師さんが来る前にたけし君を迎えに行くことになりました。


早朝にたけし君を乗っけて車を走らせていたのだけど,話題は祈祷師で持ちきりでした。


「喝!とか言ったりして(笑)」


「なんて胡散臭いんだ(笑)」


なんて話で談笑しつつ家についてしばらく祈祷師さんがくるのを待っていました。


すると,しばらくしておじさんと若いお兄さん,このお兄さんはおじさんと同じつなぎをきていたから職場の人かな?と


袈裟をきた,いかにもな雰囲気の祈祷師のおじさんがやってきました。


おぉ,それっぽい!と思ってみていたら,部屋にあがってきておじさんとなにやら語り始めました。


なにやらごちゃごちゃ語っているようですが,話の内容を聞くと





あれ?





水道管がどうのだの,排水溝がどうのだの話しているような・・・


なんか,会話の内容が水道業者みたいな内容なのですよ。


え?水道業者がきたの?しかし袈裟きてるよな,祈祷師だよな?


なんか混乱してきました。


だって,浴槽に血がついてたのに水道管って全然関係ないやん。


ひょっとして,例の髪の毛浮かんできた事件のことを言ってるのかな?


しかしあれ,浴槽内の話なんだけどな。ひょっとして血の話は聞いてないのかな?とか思ったりなんかして様子を見ていると


「この部屋自体には何も感じません。土地的なものでしょう」


みたいなことを言って,部屋をでようとしました。


えぇ〜,確かに土地が怪しい感じはあるけど,それにしたって排水溝みて終わり?


もっとこう,血の謎に迫って欲しいんだけど,と納得いかず


「あ,ちょっと待ってください!浴槽に血がついていたんですよ!写メもあります!」


と,携帯をもって見せたら





明らかに狼狽した・・・





えぇ〜,やっぱり事前に血のことは聞いてなかったの?


と,明らかに動揺する祈祷師さん。うろたえながら口にしたセリフは





「こ,これは血じゃない!」





えぇ〜,言うに事欠いて血そのものを否定するのか・・・


まさかの不意打ちに咄嗟にいい答えが浮かばなかった風にしか見えないぜ・・・


じゃあ,血じゃなければなんなんだ!?


とゆー疑問をぶち当てる前に,祈祷師さんはさっさと別の部屋を見に行きました。


祈祷師さんの去った部屋で,管理とたけし君は


か「なんか,ねぇ?」


た「血じゃないって,ねぇ?(笑)」


か「なんか,うさんくさ(略」


などと,失礼極まりないことを話していました。


そんなこんなで朝早かったので,ちょっと微妙なテンションになりながらも2人で冷凍食品のピッツァを食べていると


再び祈祷師さんがやってきました。


むむっ,まだ終わりじゃなかったのか!と思って見ていると


「一応,風呂場もお祓いをしておくからね」


とのこと。


これこれ,こーゆーのを見たかったんだよ!


やっぱ醍醐味だよね,お祓い!


とか思いながら見ていると,何かぶつぶつ唱え出しました。


「臨兵闘者皆陣列在前・・・」





喝っ!!!





まさかホントに言うとは!!





もうね,たけし君共々噴きそうなのを必死でこらえましたよ。


口角がニヤリとつり上がりそうなのを必死で我慢しました。


葬式のお経で笑いそうになったことがある人もいると思いますが,あれに近い感覚が数倍で襲ってくる感じです。


なんとか必死に笑いをこらえてる間に,なんかぶつぶつ続けてから焼酎を風呂場にばらまいて帰っていきました。


妙に焼酎くさい部屋の中で,


た「僕,笑うのすげー我慢してた」


か「うちもうちも,こう,口のはしがクィッとつり上がるのを我慢してだね・・・」


などと談笑しながら話していました。


まぁなんだ,こーゆー祈祷師の仕事って,1つは霊を祓うことで,もう1つは客を安心させることじゃないのでしょうか。


仮に霊を祓える人じゃなくても,「もう大丈夫」と思わせることができればいいのではないのかな。


実際,こーゆー霊現象的なものって勘違いもかなりあると思うのですよ。


そんな中,安心することができるって大事だと思う。


だから,今回の祈祷師さんが胡散臭くても責める気にはならないのであった。


それにしても,胡散臭い胡散臭い言って大笑いしてたらまいすいーつはにーに


「マジもんだったら失礼すぎる・・・」


と突っ込まれ,確かに,と思うのであった。さーせんさーせん