昆虫2




管理の心はニートである。


実際働いているし,できる限り仕事の質を上げようと努力もしているが,


できることなら働きたくない,そんな思いがある。それは多くの人にも言えると思う。


そんな中,時代は夏から秋へと移り変わっていく。


夏期講習の忙しい時期を過ぎて緊張の糸が切れてしまった管理。


なんか仕事へのモチベーションがイマイチあがらない。


そんな気持ちでいると,なんだか太ももの辺りがもぞもぞとする。


蟻だ。


このアパートは幽霊だけでなく昆虫もかなり出る。


なんて鬱陶しい,と思ったが,蟻は一生懸命に管理の鼻紙やら何やら運んでいる。


何も鼻紙食わなくても,と思いつつも,こいつらはいつも一生懸命働いているんだよな,と思うとなんだか自分が恥ずかしい気がした。


そんな蟻たちの姿を見てまた頑張ろうと思えた。


だから,頑張れ蟻さん達!








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