峠の怪談


お久しぶりです、シオリンオカルト研究会の管理です。

今回は久々に、ちょっとした実体験をお話しようと思います。

※ 前回までのあらすじ

峠を走っていたら車が壊れた管理。

迎えにきてくれた父上が、帰りの車の中で「やっぱりこの峠か・・・」とつぶやいた。

果たしてどう、やっぱりだったのか・・・


と、話はさかのぼること管理が生まれる数年前のこと。

この峠は山でありながらも海沿いといった、海も山も見れるといった景色の良い場所。

この峠を越えたあたりが父の今やなき実家でして、町にいくには必ずこの峠を越えなければならない。

わき道らしいわき道と言えば、道の横に採石場があるくらいで、あとは曲がるところのない一本道。

若かりし頃の父も当然、その峠を越えて行き来する日々でした。

そんなある日。

父が峠を走らせていると、人がスッ・・・っとでてきて消えていったのです。

もう、ベタもベタベタ、ベッタベタなくらいの霊体験なのですが、その霊が消えていった方、前述した採石場のわき道のほうに行くと



いわゆるどざえもんがあったらしい・・・



しかも、ここで父が死体を見つけたのはこれだけでなく、その後もう一度あったとか・・・

父が見つけた以外にも、そこの峠ではよく事故死があるらしい・・・

でね、しかも、今回は管理の車が壊れたわけだけれど、過去にここで父と母がおデートの最中に車が壊れたことがあったらしい。

あの父と母もおデートとかしていた時代があったのか、とか思いつつ、いわゆるいわくつきの峠らしいのです。

あたい毎日ここ通ってるんだけどどうしよう。

さて、過去にひょっとしたらどこかで話したことがあったかもしれませんが、実は管理自身もこの峠で霊体験的なことをしているのですよ。

現実なんてインパクトに欠けるので、あまりパンチの効いた話ではないのが恐縮ですが・・・



ある日、いつものように仕事を終え、家に帰っていました。

前述しましたが、この道は一本道。

わき道にそれたりすることもできないし、件の採石場よりちょっとすぎてたからそこに入ることもできない状態。

そんな状態で、イニDごっことかしながら帰っていたのです。

すると、次のカーブの先くらいから対向車がきたようでまぶしくないようにアップにしていたライトをカチっと下げました。

まぁ、峠だけあってぐねぐね曲がったりはしていますが所詮は一本道。

基本的には対向車がきたらライトですぐわかるのです。

で、ライトを下げたまますすむのですが、一向に対向車がこない。

あれ、おっかしいな・・・



確かに対向車線側から光が見えたのに・・・



すげード田舎でしてね、街灯の類ももちろんないのですよ。

その当時、この峠の話を知らなかったのだけど、今回父上の話を聞いてなんか整合性がでたとゆーかなんとゆーか・・・

とりあえず姿が見えたわけでなく、光だけだったので、「ハチロクの亡霊か!」ってことで自己解決しました。

きっとあれはオーラだったのでしょう。



おわり。

職場でこれ書いたのですが、帰るのがちょっと怖いです。