嫌なお客〜オ茶ヲ買フモノ〜
ヒーリングクラシックス



さて、今は昔、管理がコンビニでバイトしていた頃。


先輩に聞かされたこのコンビニにまつわる七不思議を教えて貰ったことがありました。


詳しい内容はよく覚えていないのですが、


7個もなかったことと、お茶おじさんとゆー人がいるとゆーことだけは覚えています。


管理はそれまでお茶おじさんに遭遇したことはなかったのですが、


その後シフトの時間帯が変更になり、ついにはお茶おじさんに遭遇してしまったのです。


先輩からの前知識によればお茶おじさんとゆー人は毎日来るお客で、


なんかコンビニ特有の大きいパックで安いお茶があるじゃないですか、


あれを大量に購入して帰る人らしいのですが果たして…。





カゴに入った大量のお茶を持ってきました。





こ、この人がお茶おじさんなんや…


とかエセ関西人になりつつ、お茶と、店長に入れるように言われたハンドビラと呼ばれる


小さめのチラシを袋に詰めた時に悲劇は起こりました。








「こんなに毎日同じモノ(チラシ)入れるなよ!」


「君何歳?」


「馬鹿の一つ覚えじゃあるまいし一度入れればわかるんだよ!」





とかいきなり無呼吸連打を彷彿とさせる激しい責めを展開させたのですよ。


もしこれが会社なら思わず辞表を書きそうなくらいの怒涛のまくし立て。


しかもブルドック系な顔の目をちょっとニヤニヤさせながら、サディスティック全開なんですよ。


もう、なんかこういったお客様の攻撃ってのは精神的にくるんですよね。


いやね、こっちだって別に上から言われたことを黙々とこなしただけで


あなたのチラシ取得状況なんて知りませんよ。


そも、管理だけが入れてるわけではないから他の人に入れられててもそんなの管理が把握してるわけもなく…


そうして泣きそうになりながらお茶おじさんに謝り店長に報告しました。


その特例でお茶おじさんだけチラシを入れなくていいとゆーことにはなったのですが


その後はなるべくお茶おじさんのレジは避けるようにしていました。


そんなこんなで数カ月後、後輩とシフトに入っていると


日課の如く(日課だろうけど)お茶おじさんがやってきました。


会計を済ませて後輩が袋にお茶を詰めていたら


「これも」


とか言ってまたお茶を持ってくるのですよ。


まぁこの際、二度も会計させるなとか小さいことを言うのはやめましょう。よくある話です。


最初の会計が済んだお茶を手に持ち、第二の会計を済むのを待っているのですが、


最初に買った袋はおじさんが手に持ってるから新しく袋に入れて渡したのですよ。


そしたら今度は








「こっちの袋に入れればいいだろ?」





「君何歳?」





「なんでそんなこともわからないの?」





と、何でいつも歳を聞くのか年下の男が好きなのかわからないけど後輩に対してあたたたた、


と言わんばかりの怒涛のまくし立て。


そりゃもう後輩の心も、ひでぶ、とかそんな具合いにやられちゃいましたよ。


と、後に聞く話によればこのおっさん(ショタ)はなかなかのクレーマーと言う話。


他のバイトも不条理な文句言ったりして、同じお茶属性の癖にお茶犬とは大違いの不評っぷりを得たおじさんは


顔だけはブルドックとしてある意味お茶犬なのでした。


そんなある日 、例の如く店に来ました。


なんかおじさん、アイスを買おうとしてて冷凍庫からアイスを取り出したのですが


それを落としてしまったのですよ。


そこで管理は、まぁ苦手とは言え客商売、


さらっと拾って新しいのと取り替えてあげたのですよ。


そしたら


「ぉ、気が利くねぇ」


と、珍しくお茶おじさんが人を褒めるのですよ。


お茶おじさんも人を褒めるんだなぁと思うと


自然と営業スマイルではない笑顔でレジをすることができました。


案外、嫌なお客さんとも仲良くやっていけるかなぁと








思っていたら袋の詰め方でまた文句を言われるのであった。








ダメだこりゃ。





おまけ


お茶おじさんシリーズvol.1


緑茶おじさん


ちょっとおとなしいお茶おじさんだよ。よくクレームをつけてくるよ。


烏龍茶おじさん


クールでハードボイルドなお茶1じさんだよ。よくクレームをつけてくるよ。


紅茶おじさん


上品なお茶おじさんだよ。よくクレームをつけてくるよ。


麦茶おじさん


軽薄な感じのお茶おじさんだよ。よくクレームをつけてくるんだぜ?


???おじさん


シークレットだよ。よくクレームをつけてくるよ。





通夜中の不思議な出来事〜ホントはこっちがメインだったの巻〜




前回の日記は思いっきり脱線しちゃったので、今回は、前回書こうとしていた話を書こうと思います。


前回で前フリ全部取られたので短めですがどうぞお付き合いくださいませ…


え〜、舞台は祖父が亡くなった後、


祖母が一人で住むには広すぎる祖父と共に暮らした家にて繰り広げられるのですが、


お通夜やらなんやらで家族みんなで泊まり込みだったのです。


何事もなかったかのように祖父がひょっこり起きるような気がして、


そして申し訳なさから、通夜(にだよね?)に一晩中、線香を絶やさないようにするんですが、


母や叔父が代わると言っているにもかかわらず、一人で線香に火をつけ続けました。


結局、布団についたのは朝の6時くらいで、そのまま一直線に夢の中へと入っていきました。


なんか家族で一列布団を並べていたのですが、誰かが起こそうとするんですよ。


いや、起こそうとするとゆーか











カンチョーするんですよ。











いやいや、どんな嫌がらせだよ、と働かない頭ながらガバッと起きて


なんか踏み込みとかまで「ドンっ!」ってして起き上がると


なんか金ぴかな服、言うなればマツケンサンバの衣裳みたいな色の服を着た少年が


隣の部屋の方に走っていきました。


管理も走って追い掛けたのですが、隣の部屋にも居なくて、そこにいた祖母に聞いても知らないとのこと。


結局あの少年がなんだったのかもわからなかったのですが、


ひょっとしたら座敷童ってやつだったのかなぁと思う次第なのです。


やたら派手な服だったけど。


さて、そんな座敷童が住んでいる家は裕福となり、いなくなると急にさびれちゃうらしいのですが


カンチョーされて追いかけてどこかへ行ってしまった座敷童。


とりあえずカンチョーの仕返しは我慢するからいなくならないでくださいと切に願うのであった。


さて、いまさらだけどタイトルに反して「通夜の夜に起こったことではない」のは内緒である。






人生においてやり直したいことってありますか?




ある、何の変哲もない中学生時代の日曜日。


強いて言うなら先日が祖父母の誕生日だったくらいでした。


二人とも同じ誕生日と言う、ちょっと珍しい祖父母夫婦なのですよ。


それで、管理の家でお祝いをしたのですが、


せっかくの誕生日なのに姉と喧嘩して不貞腐れてた管理はほとんど部屋に閉じこもっていました。


理由も覚えてないくらい些細な喧嘩だったんだと思います。


常日頃から一番上の姉の八つ当たりの対象だったのが、


その日もたまたま矛先を向けられただけだったのではないでしょうか。


それで姉の顔がみたくないばかりにロクに祝いもせず、


結局、祖父母が帰る時に見送りにちょっと顔をだしたくらいでした。


そんな夜を明けた日曜日、いつもと変わらず終わるはずだったその日曜は、


一本の電話で崩れ落ちていきました。


祖父が庭先で倒れたらしいのです。


詳しい病名はよく覚えていないのですが、血管が詰まって血液が流れなくなる病気だったらしく、


病院に運ばれたのですがどうしようもなかったみたいです。


誕生日を迎えた次の日、祖父は息を引き取りました。


あの日を思い出すだけで凄く自己嫌悪に陥ります。


多分、最低な孫だった。


人の死に対して覚悟する時間はそんなにないかもしれませんが、


せめて最後の誕生日くらい精一杯祝ってあげたかったです。


祖父母に対してあんな態度を取りたくなかった。


みなさんは、親兄弟や祖父母、周りの友人が突然亡くなったりするかもしれないと考えたことはありますか?


もし今日、些細なことで喧嘩した友人が仲直りする間もなく亡くなったりしたらきっと後悔するし、


親兄弟も同様だと思います。


日常的にそれを意識しながら生きるってのはなかなか無理な話だろうけど、


そんな突然になるべく後悔しないようになるべく周りの人を大切にして、


「ちょっと気に食わないことがあった」


くらいは許せる人間になろう、と、七年忌のお墓参りにて思いました。


よし、単身中の親父が帰ってきたら一緒に飲んで愚痴でも聞いてやるか。


たまには母さんの変わりにご飯くらい作ろうかな。


んでもって、もしあの世があるなら、そっちに逝った時は祖父に謝ろう。


あの日はやり直したいけど、やり直せないからこそ人生って価値があるんだよな。


せめてこれから、なるべく後悔しないように生きていけるように心掛けよう、


そう思いつつ実は今回の日記は激しい脱線から生まれたのであった。


こ、後悔なんかしてないんだからね!


え〜、次回「通夜中の不思議な出来事〜ホントはこっちがメインだったの巻〜」


請うご期待。






殺虫いろいろ




お昼にですね、管理はクラスメイト達と駐車場の隅のベンチでご飯を食べる日課があるのですよ。


夏は陽射しが強すぎるけど今くらいの季節だとちょうどいい気候でして、


まったりとランチタイムを過ごしてるわけなのです。


そのベンチのすぐ横に、いかにも南国といわんばかりの木があるんですよね。


なんか、伝わりにくいと思いますが毛みたいな、ホウキの先っぽみたいなのが幹に巻きついてる木なのです。


最近その木に毛虫が大量発生しましてですね、風と共に飛んできたりして被害がでてるのですよ。


クラスメイトは顔をやられブツブツが出来て、管理も左手をやられまして…


それで今日も「毛虫をなんとかしないとねぇ〜」って話をしていたのですよ。


んで、「熱湯かける」だの「改造ライターで焼く」だの話してたのですよ。


ちょっと残酷。


んでまぁ、クラスメイトの一人が木についてる毛虫を一匹焼こうとしてライターを近づけたんですよ。


そしたら一瞬のうちに木の幹の毛に炎が走り激しく炎上し始めて、


最初は蹴って消そうとしていたけどすぐに手遅れに。


これはマズイと思ってとっさに水を汲むものをさがしながら水道に走り、


道端のじょうろに水を入れ、クラスメイトの通称「ネ申」がそれを持って走っていく


共同プレイをしたり、近場にあった猫水(猫が寄らなくなると言われるペットボトルに入った水。多分ガセ)やら、


うんこしにトイレに行ってたクラスメイトのお茶をかけまくったりして、やっとの思いで鎮火しました。


隣接する木造の家に燃え移らなかったのはなかなか幸いでしたが、当の木は毛を刈られた羊の如き痩せ細りっぷり。


ただ、意図せずして毛虫は全滅しました。


殺虫としては完璧だったのです。


クラスメイトは先生に怒られたけど。


そういえば殺虫と言えば先日ですね、管理がお世話になった塾で事件が起きたのですよ。


レベル的にはかなり大きめなチャバネゴキブリが現れたのです。


なんとゆーか、前に書いたことあったと思うのですが管理人はゴキブリってものが本気で駄目なんです。


情けない話ですが中学くらいの頃はヤツが出たら姉を呼んで倒して貰ってたくらい駄目。


あんなに嫌いだった姉がその時ばかりは神に思えた。


ただ、なんかハエタタキでおもいっきり叩かれて白い物体が中からでてるゴキブリを処理する時は


感謝の気持ちとか消し飛ぶんだけどね。


で、まぁ話戻すけど塾でゴキブリでたわけよ。


でさ、デリケートな管理が戦えるわけないじゃん?


他の誰かが倒すしかないじゃん?


なんか「踏み潰していい?」と嬉々としてぬかしてる女子高生辺りが倒せばいいじゃん?


けど潰されて白いのでたらイヤだから別室から殺虫剤持ってくるしかないじゃん?


「女子高生(固有名詞)倒して!」とか言って渡すしかないじゃん?


いい歳した大人の男が女子高生に頼んでもいいじゃん?


なんか前が滲んで見えないじゃん?



それでですね、女子高生は期待に答えてくれましたよ。


見事に倒してくれましたよ、えぇ、











殺虫剤の缶で殴り潰して








いやいや、使い方違うし。


なんか白いのでてるし。


その後、素手でゴキブリを掴んで捨てた先生からひとしきり逃げた後、


してやったり顔の女子高生を見て「あぁ、あの殺虫剤はもう触れないな」と思うのであった






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