〜エピローグからプロローグへ〜




あの日あの時、すべてが終わった…。


詩織と寛子、二人が協力し、1人の調理師と戦っていた日々…


調理師との戦いを知るものは、当事者と一部の関係者のみ…


詩織と寛子、その二人が同時に調理師を誘惑し、どちらにも手を出してきたところを同時に、








「二股って最低」








そう言い放ち、調理師との関係に終止符を打ったのであった。


その後、調理師とのコンタクトはまったく行われず、むしろコンタクトは不可能な状態に。


そのままその物語は暗闇へと消え4年ほどの月日が流れた…。








時は2009年、詩織の元に1通のメールが届いた。


友人Yである。


友人Yは詩織に調理師を紹介し、戦いの火蓋を切った張本人である。


Yからの用件は詩織を新たな戦いに導くものであった。





調理師が再び現れたと!





いまや既婚者のYに女性を紹介して欲しいとの迷惑な申し出をしてきた調理師。


ここは詩織に任せろ!そう言って詩織は再び、戦場にその身を投じたのであった。





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