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アニメじゃない




例えば、何か閃いた時に頭の上に電球が煌めき、


殴られれば星が飛びでて、


ショックを受ければ心臓に矢が刺さり、


痛いことを言われれば100トンの重りが頭に降りかかる。


あとは、ジャイアンが歩けば地響きが鳴り響いたりとか、


実際は起こりうるはずのない事象が漫画やアニメでは使われることがしばしばありますよね。


起こりうるわけもないのに、それらの表現を見て、その状態を理解し、納得する。


閃いた時の電球の表現なんかは、普通の表情をしていても電球一つで閃いたのが通じる、


むしろ電球取ったら閃いたって分からないものもあるんじゃないかと思うくらいメジャーですよね。


しかし偶然にも管理は、現実にそんな状況を味わうことになったのです。


それは数ヶ月前のことでした。


前に、管理が昔お世話になった先生の塾に入り浸っていたことを書いたことがあったと思いますが、


その塾には個性的な面々が揃っていたのですよ。


少年事件簿の、うんこを焼かれた先輩なんかもその一人で、本当に個性的な人ばかり。


管理は全然普通、むしろ平凡の極みみたいな人間ですから、


その場にいると影が薄くなりがちなんですが、


そんな管理でも中学生なんかはなかなか慕ってくれて嬉しかったり楽しかったり。


だから、


「ホントは中学生より美人のお姉さんがいた方が嬉しい」


とか、


「美人な先生がいてマンツーマンで夜の授業をして欲しい」


とか、微塵も思っていなくて、慕ってくれる中学生が可愛くて仕方がないのですよ。


当然、


「この子は将来可愛くなりそうだから好印象を植え付けておこう」


とか全然思ってなくて、慕ってくれる子には平等に愛を注いでいたのです、


「最近の子は発育がいいわね、うふふ」


なんて当然思ってません、邪推は禁物です。


しかし、人間関係には相性と言うものがあり、やはり合わない人もいます。


こう、管理の場合はネコミミモードな彼なんかそんな感じなんですが、


その塾にも苦手な中学生がいたのですよ。


二人組の女の子なんですが、なんて言うか、空気読まない子なんですよね…


あと、二人とも丸い…


いや、体型とかはいいんですが、なんか感じが悪い。


管理が自習室にいたら、当て付けがましく





「高校生がいるからあっち行こう」





とか言ってるんですよ。


ぉぃぉぃ聞こえてるぞ、高校生じゃねーよ。


と、敬遠されたことにより、心臓に矢が刺さったように微妙にショックを受けたのですが、


実はこの中学生は度々嫌なことを言うので、先生に


「例の中学生にそんなこと言われた〜」


だの、いい年してつげ口紛いのことをしつつ、


「けど高校生と間違われたわ、まだまだ若いかしら?」


と付け加えようとしたら先に








「高校生と間違われたからって若く見えるわけじゃないんだからね。勘違いしないでね。」








と、貴様は心を読めるのか、


美人の先生と夜のマンツーマン授業をしたがってるのに


女の先生すらいなくてがっかりしてるのもばれてるのか、


とか疑いたくなるような先読みをされたのが痛かったのは別のお話。


頭に100トンの重りが降ったりなんかしない。


それはそうとある日、焼きうんこ先輩と世間を語らったり、


「懐かしの駄菓子、蘇るあの日」を語ったりしていた時に、地震が起きたんですよ。


なんか、そんなに震度は強くなさげなのですが、確かに揺れている。


はい、察しの良い方はもうお気づきだと思いますが











例の二人の中学生でした。











なんか、歩を進めるのにシンクロして地面が揺れてるの。


「最近の中学生は横にも発育がいいなぁ」とかも思ったりしたのですが、


それよりも、ホントに地震を起こしながら登場する人もいることに感動を覚えました。


そう思うと、きっと嫌なこと言うのも、役作りだったんじゃないかなぁ、と思えます。


きっとこの登場をしたいがために、嫌なキャラの役作りからしていたのだなぁ、


そう思うと少しは可愛く思えそうなのですが、


やっぱり美人な先生と夜のマンツーマン授業の方が魅力的に感じる管理でした。


そんなの漫画とかアニメでしか存在しないと思うがな。





青春時代




今でも思い出す…


あの夏の日…


何にでも一生懸命だったあの頃…


そう、とても暑い日だった…


あの頃はまだ小学生か中学生くらいで、移動媒体はチャリだけ、


今の車に慣れきった運動不足な体ではとても無理な距離を走り回っていたのですよ。


ただひたすら、一生懸命にチャリをこいだ、ひたすらに…


そう、








幽遊白書FINALを求めて








OKOK、何のことやら分からないだろうけど、当時は既にブーム過ぎ去った


幽遊白書のスーファミのゲームがあったんですよ。


もうね、何故かその時期すんごくハマって、そのゲームがしたくて仕方なかった。


今、管理をオタと思った人、オタってゆーか単にブーム到来が遅いジャリガキだったんですよ。


まぁ言い訳はいいとして、とにかくそれが欲しかった。


だけど、ぶっちゃけ全然売ってないんですよね。


もう、かなりの店舗数を走り回ったんですが、ホントにない。


幽遊白書のスーファミのゲームは4作あって


前3作くらいは大体、どの店頭にも鎮座しておられるのですが


このFINALだけ置いてない。


もう、夏の太陽光線で汗だくだくになりながら


ひたすらペダルを漕ぐのですが、なかなか報われず諦めかけた頃


一つだけ行っていないゲーム屋があったのを思い出したのですよ。


個人的には、頑固親父みたいな店主が鎮座していて正直あまり好きじゃないのですが


幽遊白書のゲームしたい病だった管理に、背に腹を代える術はなかった。


そして、店に一歩足を踏み入れた瞬間っ…











店主「ゆう…」








え、ゆう!?幽!?











まさか心が通じて幽遊白書をっ!?














店主「…ぎ王はない」








ぇ…





えっとですね、つまり、店に一歩入った途端


遊戯王はないって言われたんですよ。


ご存知の方も多いと思いますが、ジャリガキや一部の大人の一世を風靡したアニメ「遊戯王」


これのゲームを置いていないことをいきなり主張されたんですよ。


いや、探してねーよ、と。


この親父さんはまさか、店に入ってきた客全部に言ってるのかと。


まぁ、恐らく、遊戯王を求める客がたくさんいたのでしょうが


それにしても唐突すぎるだろ、と。


で、ちょっと戸惑う気弱な少年管理。


しかし、勇気を出して店主の頑固親父に


「幽遊白書FINALはありませんか?」


の一言を伝えないといけない。


「ゆう…」


と言った瞬間激しく睨まれたけど頑張って続けないと!


「遊白書FINALはありませんか!?」








店主「ないっ!」








とんだ無駄骨でした


そうして結局、この幽遊白書FINALをお目にかかったのは数年後のここ最近。


うん、もう欲しくもなんともなかったけど、ちょっとやってみたらすんごくつまらなかった。


グッバイ青春


学校の怪談外伝〜そして宇宙へ〜




管理が毎朝、フェリーで通学してるのは以前も書いたと思うんですが、


このフェリーの時間の都合で学校に着くのがなかなか早いんですよね。


大体1限開始の45分前くらいに着くのですが、


フェリーに乗るのが一本遅れるとギリギリ、もう一本遅れると完全遅刻なんですよ。


で、なるべくならギリギリとかも回避したいので仕方なく早めの登校を心掛けてるのです。


その時間って学校にはあまり人がいないんですが、


管理のクラスと合同で同じ教室を使っているクラスの人が、何故かそんな早くから教室にいるんですよ。


実は彼、7月の日記辺りで書いたTYUさんの数少ないお友達なんですが、


類は友を呼ぶと言いますか、かなり変なんですよね…


なんか、教室ついたらそやつと二人きりなんですが、


はっきり言って交流も何もない相手だし、別に関わったりはしていないんですよ。


厳密には過去に、誰一人として真面目に受けていない教科の授業があって、


その時にも合同教室だったことがあったんですが、


その時に座ってる列が同じだったことがあったんですよ。


で、たまたま目についたのですが、なんかネットでパズルゲームの決定版、


ぷよぷよの対戦ができる「ぷよぷよ2ちゃんねる」をしているんですよね。


管理はぷよぷよヲタですからね、そーゆーの見るとこっそり乱入したくなるんですよ。


んで、さっそく自分の席のパソコンを起動して、ヤツが対戦相手を待っているところに乱入したんですよね。


うん、授業真面目に受けろよと。


んでまぁ、授業を半分諦めてる先生に「ごめんごめん僕もわるかた」と、


内心で反省の意を表明しつつも対戦したのですが、まぁすんなり勝たせて貰ったのですよ。


そしたらその瞬間








「畜生っ!!」








とか言って机を両の拳でドンっ!って殴りつけているのですよ。


いやね、先生が半分諦めているとは言え授業中ですよ。


周りからみたらいきなり机を叩く怪しい人ですよ。


一瞬、ビクッてしてしまったじゃないか。


過去にも、いきなり机を叩いて管理を驚かした電波な女性、


通称「電波子ちゃん」と言った安直極まりないあだ名を得た猛者を思い出したけど、


それはそのうち語るとして、とにかく驚いた。


さらに驚いたことに、ヤツの戦績が4勝106敗くらい?なのに


管理に負けた時だけピンポイントで「畜生っ!」ですからね。


過去の105回のうっぷんが管理の時に爆発したのか知らないけど、やめてよね。心臓に悪い。


もちろん管理は本人にバレないように乱入してたから同じ教室にいるなんて思ってもいないでしょうが。


そもそも、その戦績でよく今まで続けるなぁ…


管理なら嫌になって絶対投げ出してる…


と、長々語りましたが、つまり微妙にぷよぷよをしたものの、


結局は赤の他人の彼と朝の教室で二人きりなんですよ。


んで、出来れば関わりたくないと思ってシカトしてたのですが、なんかぶつぶつ言ってるんですよ…











「@#$%&\@∞§ハハハッ…」











えっと…











宇宙とでも交信してるんですか?








謎の言語の後に談笑とかしてることから、きっと小粋なジョークなんか挟んでるんでしょう。


なるほど、きっと彼は、いつかは実現するかもしれない宇宙人との交流を先取りし、


小粋なジョークなどを使いつつ地球人と宇宙人の仲を取り持ってくれていたに違いない。


周りから見たら怪しくなるのも、来るべき宇宙時代の為の尊い犠牲となっていたのでしょう。


変な人とか言ってすまなんだ。


授業中に一列前の席のパソコンに繋げたイヤホンを付けつつ後ろの席のパソコンを使っていたのもきっと宇宙交信の一種なんだね!


かつて新渡戸稲造がアメリカとの架け橋になったように、これからの宇宙開発時代、


彼もまた宇宙との架け橋になることでしょう。


とりあえず管理も、来るべき宇宙開発時代の為に、畜生といいながら机を叩くことから初めようと思います。






二度目の人生



第二の人生とか、人生の墓場とか言われている結婚。


とりあえず管理には、今のところ無縁の話で、将来的にも縁があるか危ぶまれている次第なのですが、


こう、管理の極めて親しい友人がここ数カ月で三人も結婚したんですよね。


一人は、お互い初めての恋人で、そのまま結婚したヤツ。


新妻新妻〜♪


とか言って喜んでいるのが目につくのでそのうち狩ろうと思っているのだけどいい奴です。


ちなみに去年の八月くらいに管理が風邪引いた時に一緒に飲んでたやつです。


一人は、一時期うちに居候して管理と二人暮ししていた友人。


管理が奥さんに昔、殴る蹴るなどの暴行を受けていたのは内緒である。


で、最後に、コッサンに直接


「バナナマンやらよ」
※(訳:お前バナナマンじゃん)


とか暴言を吐いた友人K。


彼とは小学生時代からの親友で、奥さんと三人でよく遊んだりしてました。


この奥さんがまた出来た子で、一個下なのに


「詩織ちゃん先輩、私が奢りますから何でも食べていいですよ♪」


とか、とても良くしてくれるんですよね。


ホント、それでなくても出来た子なんですよ。


年下の女の子に奢ってもらってる駄目な詩織とは大違い。


ってか情けない…


まぁ、それはともかくどれくらい良い子かと言うと、


管理の高校時代の後輩で、管理に抱き付いてくる危険な男がいたのですが、


そいつかわざわざストーキング行為に及ぶくらい良い子なのです。


そんな奥さんですが、結婚する前のある日、


奥さんに知らないアドレスから一通のメールがきたんですよ。


なんか、内容は





「企業セミナーで一緒だったんだけど覚えてる?」





と言ったものだったらしいのですが、奥さんはすぐにピンときました。


多分、後ろの席にいた女の子だろう、と。


それで、


「わざわざメールしてくれてありがとう!」


みたいな感じで返したらしいのですよ。


それから一ヶ月くらいメールしてたらしいんですが、


なんかメールの内容に違和感を感じたらしいんですよね。


と言うのも、やたら遊びに誘う誘う。


欝陶しいくらいに誘うらしく、変に思って





「○○ちゃんだよね…?」





って聞いたら、実はその女の子でなくて








ストーカーな後輩だったらしいのです。








この後輩、人伝いに聞きまくって調べてくるといった迷惑な特技があって、


管理の携帯も、Kの奥さんの携帯もどこかしらから仕入れてきてるんですよ。


管理は知り合いだったからともかく、たまたま企業セミナーで


斜め前に座っていただけの女性の携帯を勝手に調べるとか怖い怖い、


っとそんなストーカーが目をつける良い子なのです。


どんなたとえやねん。


んで、能書きが長くなりましたが、大事な親友がそんな素晴らしい人生の伴侶を得て


第二の人生を歩み出す、そんな嬉しいことはなかなかないじゃないですか。





管理が恋につまずいた時に飯を奢ってくれたK、


車のバッテリーをうっかり切らした管理の為にわざわざきてくれたK、


そんな彼と過ごした日々が思い出され、目頭が熱くなります。


おめでとうK、貧乏の極みだけど、頑張ってご祝儀用意するよ!


スピーチだって素晴らしいものを考えておくぜ、感動して泣くなよ(笑)





















とか考えてたら式の日がテストだった…






















留年しそうな管理は泣く泣く式を見送るしかなく、しかもテストのデキも最悪で、


さぼって式行けば良かったとか思ったとかなんとか…


何にしても親友の門出、式にでれなかったのでせめて、


と思いテスト終わってから三人で飯を食いに行きました。


祝儀を渡した後、その日に現像した写真や話から結婚式雰囲気を味わいつつやっと一言








「おめでとう」








を言うことが出来ました。


式にも行けず、式を犠牲にしたテストも最悪といった馬鹿な親友で面目ないと思いつつ、


これだけは伝えることができたので、ちょっとはマシかな、と思いました。








ちなみにそこのメシ代は、渡した祝儀でおごって貰いました。


やっぱダメな親友でごめんなさい。

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