広告あれ。再び


以前、この日記で、

よくいろいろなサイトにでる広告の内容を中身見てないけど予想でレビューしまくったところ、

意外に好評だったもので、久々にこれやろうと思いました。

じゃあ、いきましょう。





「彼女にしてください・・・」〜無料恋愛ゲーム★ケータイ彼女〜

プロローグ


時は20XX年、科学の進歩は目覚しく人工知能はもはや人間と区別ができないほどになっていた。

あらゆる分野にその技術は応用され、機械と会話をするのが当たり前の時代になった。

当然のようにその技術は携帯電話にも活かされ、もはや執事やメイドのようにサポートをしてくれる存在になった。

また、男性は女性タイプの携帯電話を、女性は男性タイプの携帯電話を愛用するものも多かった。

人工知能を持った携帯電話はパートナーといえる存在となった。

「感情を持った携帯電話」は爆発的にブームとなった。

しかし技術に問題はつきものである。

あまりにリアルすぎる人工知能に本当に恋をする者も決して少なくはなかったのだ。

その問題は少子化を加速させ社会問題まで発展した。

国家はそれを歯止めするために、感情を持つコンピュータを生活に密接な携帯電話に使用することを禁止した。

数年後、感情を持った携帯電話はすべて回収、廃棄された。

また、マスコミの情報操作により、かつて携帯電話に恋をしていたものは非国民として扱われ虐げられる存在となった。

そう、感情を持つ携帯電話は完全に禁忌の存在となったのだ・・・。


第一章


よしおは高校3年生、趣味はコンピュータいじりである。

その趣味がいきすぎたせいか、なかなかの美少年なのにも関わらず女性に興味を持たず、

また、女性からも目に付かない目立たない少年であった。

そんなよしおは最近、独自に携帯を改造するのに凝っていた。

自作のプログラムをインストールしたり、強化バッテリーを埋め込んだりと、日々を堪能していた。

しかしある日、内部の回路をいじっていたとき、

「パンッ!」

うっかり配線を間違えて完全にショートさせてしまったのだ。

「っ・・・しまった。新しいのを買わなきゃ」

が、しかし今月のお小遣いはもうあまりない。

インターネットで中古の携帯を安くで買おう、と安い中古の機種を探す。

機種にこだわりはなかった。

性能を改造によって上げるのもよしおの楽しみだったからである。

そうして中古販売のWEBページを見ていると

「中古機種 1円」

見たこともないようなモデルだった。

あまりに安すぎて逆に胡散臭いが、何故だか妙に惹かれてその機種を購入してしまった。

そして数日後・・・

よしおの自宅に宅配便で購入した中古の携帯が届いた。

どれどれ・・・と箱を開け電源を入れると


「はじめましてご主人様(はぁと)!」


と、携帯電話から肉声に近い音声が流れた。

えらい趣味の悪い携帯だな、これはさっさと改造しよう、

と、躊躇せずに分解をしようとしたら

「な、なにするんですかぁ!><」

と、最大限のバイブレーターでいきなり電流が流れたかのように震えた。

「な、なんだ!?」

思わず手から携帯がこぼれ落ちた。

まるで意思があるみたいに・・・しゃべった?

そういえばまだ小学生くらいの時、感情を持つ携帯電話っていうのを聞いたことがあったような・・・。

しかしあれは完全に廃止されたんじゃなかったっけ?しかも法律で禁止されていたような・・・。

「ちょっとぉ、早く拾ってくださいよぉ〜」

まだ喋ってる・・・やっぱりホントに・・・?

単純所持でも罰則があったっけ・・・

第一章 おわり





ってな感じでね、最初はいらんものつかまされたとかそんなこと思っていたんだけど、段々と二人は心の距離を縮めていく話なんですよね。

もうね、機械なのにいじらしい一面とかに感情移入とかして涙したり、笑わされたりと、感動の大作ストーリーです。

次回、第二章突入!

とかしないと思う。うん。